冷凍パンの解凍方法
「届いたパンは、冷蔵庫で解凍するのと常温で解凍するのとどちらが良いですか?」
よく聞かれます。
結論から言うと、常温で解凍することをおすすめします。
なぜ冷蔵より常温のほうがいいのか?
パンの主成分は、ご飯と同じ「デンプン」です。
デンプンは、0〜4℃くらいの温度帯が一番水分が抜けやすい性質を持っています。
水分が抜けると、デンプン同士がくっつきあって、味のない、ぱさついた食感になります。(デンプンの老化といいます)
また、冷蔵庫内はとても乾燥しています。
袋に入っていたとしても、袋自体は空気を通すので、パンの水分は徐々に抜けていきます。
温度だけではなく、乾燥もデンプンを劣化させる原因になりますので、冷蔵庫はパンにとって一番美味しくなくなる場所なんです。
トントンのホイップクリームパンで試してみました。
冷蔵庫で解凍すると、デンプンが老化してパンが固くなってしまいます。
冷凍庫から出したばかりのホイップクリームパン。
解凍後の賞味期限はラベルに記載してあります。
解凍すると、時間が経つごとにデンプンは劣化していきますので、なるべくお早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
常温で2時間解凍しました。ふわふわに戻っています。
クリームも全く問題ありません。おいしい!
室温で解凍…全く問題ありません
焼きたてパンの味が落ちないように、瞬間冷凍して鮮度を保った状態で保管できる冷凍パン。
解凍の仕方があまり良くなくて、味が落ちてしまうとしたら台無しです。
もし、朝ごはんにパンを召し上がるのなら、就寝前に冷凍庫から常温に出しておくだけでOKです。
解凍したパンは、スーパーやコンビニで販売されているような袋売りのパン同じと考えていただいて大丈夫です。
一晩でカビたり傷んだりすることはありませんので、ご安心ください。
温める時間があるのなら、解凍せずにオーブントースターやグリルで温めることで、より焼きたてに近い味に戻ります。(ホイップクリーム系のパンは除きます)
一度お試しくださいね。