歴史や慣習を知ると、食べ物はもっと美味しくなる?
店チョ様
いつも美味しいパンを提供していただいてありがとうございます(^^)
今朝も我が子はさつまいもパンをモリモリ食べて保育園に行きました♪
今回のクロワッサンのお話、私の学生時代の事を思い出しましたのでメールさせてもらいました!
夏休みにフランスへ語学研修に行き、1ヶ月ホームステイしたのですが50代のマダムが独り暮らししているお家でした。
ある平日のお昼、学校近くのパン屋でクロワッサンを買って食べ、その日の夜に「今日のお昼はクロワッサンを食べたよ」と話したらマダムが急に怒りだしたのです!
何で怒られるのかが分からず????な私でしたが、話を聞いてみると…
「クロワッサンは日曜の朝に食べるものと決まっている!平日にクロワッサンを食べるなんて信じられない!そのクロワッサンを売っていたパン屋はどこ!?抗議しに行かなきゃ!」
との事。。(^^;
フランスの田舎だったので尚更しきたりを重んじる人だったと思うのですが、文化の違いを痛感した出来事でした。
バターの風味云々の前に、このマダムにしたらいつでもクロワッサンが手に入る日本のパン屋は全て邪道といったところでしょうか(笑)
だから店チョさんにはもはやバター風味などは気にせず(気にしていないと思いますが)どんどん「トントンのクロワッサン」を作ってもらいたいのです(^^)
これからも楽しみにしています!
tontonのコラム-アレルギー対応でもクロワッサンがサクサクのわけをご覧いただいたお客様よりメールをいただきました。
フランスでのクロワッサンの情報です。
ありがとうございます!
tontonのクロワッサンは、いつ食べても大丈夫です!(笑)
なんと、フランスではクロワッサンは日曜日の朝しか食べちゃいけないだなんて!!
おもしろい!そのお話、とっても面白いです!!
都会と田舎では慣習が違うとは思いますが、クロワッサンはフランス人にとって大切な食べ物なんでしょうね。
クロワッサンだけではなく、フランスパンにも厳密な決まりがあります。
- バゲット(baguette 杖、棒) - 細めの棒状パン。重さ300gから400g・長さ70cmから80cm前後
- バタール(bâtard 中間の) - バゲットとパリジャンの中間。重さ300g・長さ40cmから50cm前後
- パリジャン(Parisien パリっ子) - 重さ400g・長さ68cm前後
- ドゥ・リーヴル(deux livres 2ポンド) - 重さ850g・長さ55cm前後
日本人にはお米が大切なように、フランスの方にとってパンは命そのものなんだと思います。
配合やクープ(切れ目)にも厳密な決まりがあって、それから外れたものは販売してはいけないそうです。
トントンでは絶対無理!(笑)
そもそも「フランスパン」という名称も、冷静に考えてみるとちょっと面白いですよね。
フランスから日本に持ち込まれたので、小麦粉・塩・水・イーストのみで作られるパリ発祥のパンの総称を日本では「フランスパン」と呼んでいます。
日本では一般名称となっていますが、フランス人はフランスパンのことを「フランスパン」とは言わないと思うのですが・・・(^_^;)
クロワッサンは日曜日の朝しか食べちゃいけないだなんて、それこそ伝統的な文化。
ずっと残していただきたいものです。
外国人は戸惑ってしまうでしょうけど・・・(^_^;)
歴史や慣習を知ると、どんな食べ物でもいろんな背景が垣間見れて、今までよりも美味しく食べられる気がします。
フランスではこんな風に食べてるんだ・・・なんて考えながら食べるのも楽しい食べ方ですね!