ふわふわパンの秘密
よくお客様に聞かれることで、お返事に困るご質問があります。
「どうしてトントンのパンはこんなにふわふわなんですか?」
どうして・・・なんでしょうねぇ・・・(^_^;)
原材料やパンの作り方を選ぶときに、こっちの材料のほうがおいしい!この作り方だとおいしくなった!!という感じで、自分が美味しいと思った方を選択していった結果、今のパンに行き着きました。
きっと自分自身、ふわふわのパンが好きなんだと思います。
改めて、どうしてふわふわのパンが美味しいのかと考えてみると、「ふわふわ」自体においしさを感じるんじゃなくって、「口溶けの良さ」が美味しいって感じる。
そう考えています。
噛んでも噛んでもなかなか飲み込めないパンより、口の中でシュッと溶けていくようなパンのほうが美味しい。
では、どうして口溶けの良いパンになるかって言うと、小麦粉の質が重要なポイントだと思ってます。
もちろん、作り方や他の原材料も関係していると思いますが、小麦粉を変えるとずいぶん違う味のパンになるんです。
おいしさの秘密は食感と口溶けにあり!
これって、パンだけじゃなくって食べ物全体に言えることだと思うんです。
考えて見れば、より身近なご飯も同じ。
お米を変えると、ご飯の味は変わりますよね。試されたことありますか?
新潟県産「コシヒカリ」を筆頭に、秋田県産「あきたこまち」岩手県産「ひとめぼれ」福岡県産「元気つくし」など、有名なお米の銘柄ですが、明らかに安いお米とは味が違います。
口の中に入れた時の甘さや後味、香り、ふっくら感など、いろいろと違いはありますが、決定的な違いは食感と口溶けの良さだと思うんです。
小麦粉も同じで、品種と生産地によって、出来るパンの食感や口溶けの良さが変わります。
いろんな銘柄の小麦粉を試して、農薬に汚染されている恐れがなく一番美味しいと思った小麦粉が、千葉製粉の国産小麦粉。
トントン専用に作ってもらった小麦粉なので、スーパーでは販売されていません。
「トントンの小麦粉を譲っていただけませんか?」
お客様のご要望をいただき、小分けにしたトントンの小麦粉の販売を開始しました。
お話を伺うと、意外にお家でパンを作られている方、多いんですね。
この小麦粉でパンを作ると、今までよりしっとりと焼きあがる!とおっしゃってました。
お家でパンを焼かれている方がいらっしゃいましたら、騙されたと思って一度こちらの小麦粉をお試しください。
小麦粉の銘柄によって、パンの味が変わることを体験できるはずです。