パン工場を作ったわけ
当社は2008年より金沢市と小松市の間、そして松井秀喜選手の出身地、石川県能美市でパン屋を営んでいます。
やわらかくてふわふわのパンが得意でハード系はちょっと苦手。
夫婦2人から始めたごく普通のパン屋でした。
それが・・・
なぜ・・・
工場を作ることになったのか・・・
ある日、ご近所の方からパンのご依頼をいただきました。
当時、小学校5年生だった「ちなみちゃん」のお母さんからです。
「卵と牛乳抜きのパンを作っていただけませんか?」
「わかりました~」
簡単に引き受けたものの、なかなかおいしいパンを作ることが出来ません。
やわらかくておいしいパンを作るには、卵や乳製品を入れるのがパン屋の常識です。
ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返し、やっと出来上がったコッペパン。
ふわふわで、口に入れるとシュッと溶けるような、理想的なコッペパン。
初めて作ったコッペパン。始まりはここからでした。
チナミちゃんはとっても喜んで食べてくれました。
調子に乗った店長は、ちなみちゃんの笑顔が見たくって・・・
クロワッサン、メロンパンなど、50種類以上のパンを作りました。
その後、口コミでこのパンの噂は瞬く間に広がり、石川県全域からお客さまが来られるようになりました。
また、お客さまより保育園の給食にウチのパンを使って欲しいとお願いされ、保育園さまからご注文をいただき、お客さまからも保育園さまからも喜ばれています。
このことをブログに書いたところ、全国のアレルギーっ子のお母さんより、通販して欲しい!とのご要望を多数頂き、背中を押されるようにネット販売も始めました。
今までは普通のパンと卵・乳アレルギー対応のパンを同じ厨房で作っていたのですが、卵・乳の混入の恐れがあるため、この度卵・乳を持ち込まないアレルギー専門の工場を作りました。
卵・乳製品を持ち込まない専用の工場で作っています。
全国のお客さまから寄せられる声。
「学校の給食でハンバーガーやメロンパンが出た時、ウチの子だけお弁当」
「アナフィラキシーの恐れがあるから、食品を選ぶのも気を遣う」
「なるべくみんなと同じものを食べさせてあげたい」
アレルギーっ子だけ別メニューなんて悲しすぎます。
- 見た目は普通のパン。
- 食べるとビックリするくらい、ふわふわでおいしい。
- しかも、卵・牛乳アレルギー対応のパン。
そんなパンをこの工場で目指しています。