これまで以上に柔らかい食パンを作る方法
現状でも十分柔らかいのですが、これまで以上に柔らかい食パンを作る方法はないのか?
柔らかい食パンの作り方の一つに、水分量を多くする方法があります。
一般的にいわれる「多加水パン」というもの。
食パンを作る上で、限界の水分量にしているつもりでしたが、こんにゃく粉を入れるともっと水分量を増やせるという情報を見つけました。
試してみたい!
というわけで、早速仕入れてみました。
イナゲル クイックマンナン
「かんてんパパ」で有名な伊那食品工業さんの業務用商品で、サラサラのパウダー状。
ケーキやソフトクリームの改良剤として販売されています(食品添加物ではありません)
こんにゃく特有の臭いを取り除き、水分を吸ってゲル状になることで水分を保持。
時間が経っても柔らかく、ボリュームアップ、型崩れ防止効果があるそうです。
パンに配合するとどうなるのか?
さっそく試作してみました。
様子を見ながら水分量を足していきましたが、結果的に2%しか増やせませんでした…
5%くらい増やせると、しっとり感が体感できると思うのですが…
もっと配合量を増やすべきだったのか?
実際に焼いてみると、たしかにしっとり感がアップしているような気がします。
引き換えとして、形がイビツに…
トーストすると、焼き縮みが起こってしまいました。
味は…しっとりしているような…食感がネチャついているような…
こんにゃく粉を入れる前とあまり変わらないような…
なんだかよくわからなくなってしまいました。
それでも、数日常温で保管していてもしっとりしているなら、価値はあるのかもしれません。
菓子パン、惣菜パン、クロワッサンの生地に使ったらどうなるのかも知りたいところ。
こんにゃく粉を使いこなすためには、研究が必要のようです。