商品の値上げについて、アレルギー対応パン屋が思うこと
4月1日より価格改正となります。新学期に必要なパンのご注文は、ぜひ3月中に!というメールを先日お送りしました。
3月31日のご注文数がこれまで経験したことがないような量で…テンパりました…(^_^;)
ご注文をいただいたお客様、ありがとうございます!
一日に準備できる発送数が決まっているので、あれよあれよと発送日がずれ込み、ただ今のご注文で4月14日発送(通常便の場合)となっています。
いつもご利用いただいているお客様、このような事態となり申し訳ございません。
1〜2週間程度経てば落ち着くと思います。
昨年は原材料の値上げラッシュの年。
油脂の値上げに始まり、砂糖の値上げ、小麦粉の値上げ。
毎週のように、仕入れ業者から値上げの案内が届きます。
パン屋とケーキ屋にとって、辛い一年でした。
それぞれ、2〜4回の値上げがあり、価格は1.2〜1.5倍になりました。
パンは小麦粉と砂糖と油脂で出来ているのに…(あと、酵母と塩とお水)
全国のパン屋さん・ケーキ屋さんは、頭を抱えていることと思います。
価格改正か?原材料の変更か?内容量調整か?
原材料の価格が上がってしまうと、メーカーが取る対策は3つの内どれか。
- 価格改正
- 原材料の変更
- 内容量調整
価格改正
ズバリ値上げです。
原材料の価格がアップした分、商品の販売価格を上乗せします。
国の政策で、最低労働賃金が上がっている中、当然物価が上がらなければ賃金を上げることができません。
原材料の価格がどうあれ、商品の販売価格は上げていかなくてはいけないのですが…
日本人が一番やりたくないと感じる施策。
原材料の変更
電気やガスなどのエネルギーコストに加え、物流コストや労務費も上昇。
コスト増加を吸収するために一番最初に考えられるのが、原材料の切り替え。
とはいえ、食品の場合は味に影響が出ることが多いため、難しい施策です。
トントンでも安価な小麦粉で試したことがありますが、出来上がったパンは同じ味のパンにはなりませんでした。
お米も品種が違えば味が変わるように、パンも小麦の品種で味が変わることを知りました。
内容量調整
価格を変えずに、内容量減らして調整することもよく見かけます。
100g入っていたお菓子が95gになっていたり、12本入りが11本入りになっていたり。
シュリンクフレーションと言うそうです。
カントリーマアムがびっくりするくらい小さくなっていました。
中のしっとりしたクッキーが特徴だったのに、小さくなることでしっとり感が半減。
これ以上小さくなったら、ただの「クッキー」ですから!(笑)
お客様のお喜びの声が、活動の源泉
いろいろと検討した結果、トントンのパンのクオリティを落とさないためには、価格を改正するしかない!
だって、パンの味が変わったり小さくなったら嫌じゃないですか…
パンは毎日食べるもの、なるべく安価で提供したいと思っているのですが、やむを得ず価格改正のご案内をメールしたら…
値上げ等大変な中でも、親子でtontonファンはやめられないと思います!
クロワッサンを食べたら、卵なしとは思えない!応援しています!
トントンさんに感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございます!
たくさんの返信メールをいただきました。
応援、ありがとうございます!
みなさんのお喜びの声が、トントンの活動の源泉です。
ご期待にお応えするために、スタッフ一同、精一杯パンを作っています。
本年度もよろしくお願いします!