キレイすぎる社会がアレルギーを発症させた?
東京都 新型コロナ 8人死亡 1万9798人感染確認 | NHK NEWS WEB
新型コロナウイルス感染症、一向に収まりませんね…
もう2年もお付き合いしています。
「オミクロンは風邪と一緒」というお医者さんもいます。
でも、実際にかかってしまうと、仕事もできないし…出歩くこともできないし…
症状的には風邪と一緒でも、社会的には厳しい現実が待っています。
先日、外食に出かけたら、店員さんが除菌スプレーをかけまくっていました。
テーブルやイスだけにとどまらず、室内中にも。
アルコールの臭いが気になって、美味しく食事をすることができませんでした…
空気に除菌スプレーをかけまくっても、意味ないのに…
キレイすぎる社会が「アレルギー」を生んだ可能性
花粉症の方はいらっしゃいますか?
日本では推定3000万人以上、4人に1人はスギ花粉症だそうです。
日本で初めて花粉症の症例が認められたのは、1963年。
今から50年以上前です。
原因はもちろんスギ花粉。
でも、急にスギ花粉が飛び始めたわけではありません。
昔から飛んでいたはずです。
ということは・・・昔の人は、スギ花粉を吸い込んでもアレルギーを発症しなかったということ。
一体何が変わったのでしょうか?
1960年台といえば、ちょうど伝染病や寄生虫の感染者が減った時期です。
食物アレルギーやアトピーなども、この頃から始まったと言われています。
よく言われることですが、キレイすぎる社会がこの「アレルギー」を発症させたとしか思えません。
抗菌・除菌グッズって、本当に必要?
抗菌グッズや除菌グッズがたくさん出回っていますね。
驚くことに、今では家の建材や内装材、文房具に至るまで抗菌・除菌加工されているものまであります。
でも、よく考えてみると、抗菌剤が配合されているということ。
それって、本当に安全なのでしょうか?
人の皮膚には表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌など10種類以上の皮膚常在菌と言われる細菌がたくさん付いています。
その細菌は皮膚の脂肪を食べて脂肪酸の膜を作り皮膚を弱酸性に保ちます。
弱酸性に保たれていることで、酸に弱い病原菌が体に入らないようにしてくれています。
抗菌の便座に座ったり、抗菌処理された衣類を着ることで、皮膚常在菌が死んでしまうことがわかっています。
抗菌マスクをした子どもたちの中には、抗菌処理が強すぎることで口の周りがアレルギー性皮膚炎になってしまったというケースもあるようです。
身の回りにたくさんいる「細菌」は、共存関係にあるということ。
抗菌・除菌グッズを製造しているメーカーがこの事を知らないはずはありません。
なのに、どんどん増える抗菌・除菌グッズ。
なぜなら、「抗菌・除菌」はお金になるからです。
「清潔」なことと「抗菌・除菌」は違います。
もし、細菌を排除したことでアレルギーを発症しているのだとすれば、考えを改めなければならないですね。