飲食店のアレルゲン情報の提供は、なぜ難しいのか?
こんばんは!
トントンの店チョです(*^^*)
あと一週間で、大イベントのクリスマスですね。
今年もコロナ禍が開けず、自宅でクリスマスパーティーの方も多いと思います。
でも、たまには外食もしたいですよね…
普通に外食したいだけなのに…
食物アレルギーのある人の多くが抱える思い、それは「普通に外食したい」ということ。
袋や容器に入っている加工食品と違い、外食メニューにアレルギー表示の義務はありません。
信頼できるお店で、しっかりとしたアレルギー表示がされていれば、安心して外食できるのに…
大手チェーン店ではアレルギー表示を明記しているところもありますが、ほとんどの場合、お店の方に確認するより方法はありません。
しっかりとお店の方に確認して、大丈夫と思って食べたら、アレルギーが出てしまった…
そんな苦い経験をお持ちの方も多いと思います。
アレルギーは社会問題なんだから、外食のお店もちゃんとアレルギー表示をしてほしい!
そう思うのですが…
飲食店のアレルギー表示が難しい理由
外食等におけるアレルゲン情報の提供の在り方検討会情報 | 消費者庁
外食でのアレルゲン情報の提供のあり方について、平成26年より消費者庁で検討されています。
- 外食産業は規模が様々で、全ての店舗が正確なアレルギー表示を行うことは難しい
- メニューや原材料の仕入先が変更される場合が多い
- 複数の料理を同時並行的に調理することが多い
などの理由により、「それぞれ自主的に取り組みを進めていく」という結論になりました。
確かに、アレルギー表示が義務となってしまえば、家族経営でお店をされている小規模なお店は困るでしょう。
アレルゲンを使っていないと表示しているのに、実際には混入していてアレルギーが発症したなんて言われたら、怖くて料理が作れなくなるかもしれません。
何のために料理を提供しているのか?
- 美味しい料理を広めたい・知ってほしい
- 町一番の美味しい料理店と言われたい
- 生活するため、儲けるため
いろいろあるでしょう。
でも、一番の目的は、「来店されたお客様に喜んでいただきたい」だと思うんです。
料理を提供して対価をいただいているのであれば、その道のプロなはずです。
プロであるなら、使っている材料が何でできているのかを知っているはずです。
料理に使っている材料に特定原材料が使われているかどうかを提示することは、そう難しいとは思えません。
コンタミネーションの問題があるので、厳密なアレルギー対応はできないと思いますが…
「この料理には、この特定原材料は使っています」とメニューやポップに明記することはできると思うんです。
アレルギー表示について、外食でも何らかのルール作りを
家族で外食に行ったり、友達と外食に行くことは、本来楽しい思い出になる体験です。
でも、食物アレルギーがあることで、食べられる料理がなかったり、自分だけ食べるのを遠慮したり、「アレルギーの人はお断り」何ていう対応されたりすると、悲しい気持ちになります。
東京都の「アレルギー疾患に関する3歳児全都調査」では、3歳までに食物アレルギーがある子供は15%前後という調査結果が出ています。
アレルギー表示について、外食でも何らかのルール作りをしていく必要があるのではないでしょうか?