学校に提出する学校生活管理指導表の費用が保険適用へ
アレルギーがあると、学校給食は悩みのタネ。
給食の献立表とにらめっこするのも疲れますよね…
10月19日、岐阜県内の小学校でくるみアレルギーの児童がくるみの味噌和えを食べてしまい、病院に運ばれる事故が発生しました。
原因は配膳ミスとのことです。
幸いなことに、翌日には退院して学校に通っているとのこと。
大きな事故にならなくて良かったです。
このような事故が起こらないようにするため
国の対策として学校のアレルギー疾患に対する取り組みのガイドラインが用意されています。
学校生活管理指導表を作成し、保護者、学校、主治医との情報共有することで、事故を防ぐという考え方です。
学校生活管理指導表は、アレルギー疾患に関する情報を主治医が記載し、保護者を通じて学校が把握という流れになっています。
主治医が学校生活管理指導表を記載する際は、自由診療の位置づけになるので自費となります。
一部の市町村では公費として負担しているところもありますが、基本的には数千円(医療機関によってさまざま)必要です。
現在のところ、学校生活管理指導表の提出は義務になっていません。
学校での対応を希望しない場合も想定されるからです。
しかし、アレルギーのレベルは明確にわかるものではないので、保護者からの学校生活管理指導表が提出されない場合、保育園や学校でどう対応すればいいのかわからず、困っている場合があるそうです。
来年4月にも食物アレルギー対応強化
厚生労働省では、保護者の負担を軽減するため、主治医が学校生活管理指導表を学校に提出した場合の文書代を公的医療保険の対象にする方向で検討しています。
来年4月の診療報酬改定で調整を進めているそうです。
アレルギー疾患は、ほかの病気や疾患と比べてわからないことも多く、全体的に対応が遅れがちですが、国が動いてくれたことで一歩前進したと感じます。
この勢いで、学校給食のパンも国が考えてくれたらいいのですが…
パンは作るのに時間がかかるので、ご飯やおかずのように給食室で作ることができません。
コンタミネーションの問題があるので、学校給食パン業者に頼むことも難しいでしょう。
アレルギー対応パンであれば、トントンが喜んで協力するのになぁ(´・ω・`)