アレルギーがあってもなくても「おいしい!」「一緒に食べられる!」「また食べたい!」そんなパンを作りたい。
お姉ちゃん(5)アレルギーなし
弟くん(2)卵、乳、ナッツ類少々アレルギーあり
アレルギーで食べる物が少ない中でもパンが好きな息子が居ます。
食べるのはいつもスーパーにある豆乳食パン1種類のみ…
色んな種類のパンを持ってきますが「食べれないんだよ。ないないしようね。」と声をかけるしかありません…。
その中でもよく持ってきたのがメロンパンです。
存在を知ったきっかけはインスタの広告でトントンさんが流れてきた事です。
最初は正直「アレ対応の食パン販売だろうな。」と思いました。
一応見てみようと思いアクセスすると、ずっと息子が食べたがってたメロンパンが…
他にも大好きなあんこの入ったあんぱん。
何年先に食べれるようになるだろうかと夢にみたクロワッサン。。
泣きました。息子も何も気にせず食べれる。
息子に:治ったら食べようね。今は食べれないからまた後で買おうね。と誤魔化した日々。
お姉ちゃんに:バレないようにね。お喋りダメよ。すぐに手を洗って。と言い私が息子の気を引いている間に1人で食べさせた日々。
そんな2人が今隣に並んで仲良くメロンパンとクロワッサンを食べています。
夢のようです。
本当にありがとうございます。
お客様の声をいただきました。
思い切ってインスタ広告を初めて良かったです!
兄弟で微笑ましくパンを食べている様子が目に浮かんで、ウルッときました!
昔と違い、今はアレルギーに配慮した商品もポツポツ見受けられるようになりました。
しかし、まだまだ満足の行く商品数に届きません。
食べられないものを持ってきて「これが食べたい」と言われると、我慢させなければならない現実は、さぞストレスだったろうと思います。
卵、乳抜きのパンを作っていただけませんか?
実は、一番最初に「卵、乳抜きのパンを作っていただけませんか?」とご依頼をいただいた13年前、ネットで販売されているアレルギー対応のパンを買ってみたんです。
食べてみると・・・
か、固い・・・
ちょっとオススメできない・・・
というわけで、自分で作ってみたのが始まりでした。
元々は普通のパン屋なので(今でも普通のパン屋ですが)、急に商品をガラッと入れ替えて「アレルギー対応のパン屋」になるわけにも行かず、当時は戸惑いました。
パン屋は地元密着の商売なので、地元のお客様をないがしろにして営業は成り立たないからです。
既存の商品を少しずつ卵乳不使用に変えていって、地元のお客様も喜んでいただけるような商品構成にしていきました。
実店舗では、卵乳不使用のパンが販売されていることを知らないお客様もいらっしゃるほどです。
商品POPに「卵・乳製品不使用」と書いていますが、アレルギーに対応していることを謳ってはいません。
みんなと同じものが食べられる喜び
アレルギー対応食品は原材料に制限があるため、違和感を感じることが多いです。
でも、それでは「みんなと同じものが食べられる」と言えないと思っています。
アレルギーがあってもなくても「おいしい!」「一緒に食べられる!」「また食べたい!」
そんなパンを作りたい。
食パンや菓子パンの他にも、惣菜パンやラスク、クッキーなども取り揃えています。
「これしか食べられない…」ではなく、「どれでも食べていいよ!」をお楽しみいただけると嬉しいです!