国産小麦が余っているのなら…学校給食パンに使ってほしい。
こんばんは!
トントンの店チョです(*^^*)
緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が9月30日まで延長となって、まだまだ収束が見えない状況。
消費が落ち込み、2021年の国産小麦は余る見込みだそうです。
農林水産省は2月26日に食糧部会を開き2021(令和3)年度の麦の需給見通しと米の需給見通しの変更について諮問し、答申を受けてそれぞれを決定した。国産小麦は実需者の購入希望数量より販売予定数量のほうが5万1000t多く供給過剰となっている。食糧部会では麦の需要拡大が課題と指摘された。
農水省は、「小麦は傷まないから保管しておいて、来年の生産量を調整してください」と言っているそうですが…
それって何か違うと思うんです。
外国産小麦を使った学校給食パン全てにグリホサートが残留している
今回は小麦製品調査の第3弾として、19年6月から、子どもたちが食べる学校給食パンの調査に着手。呼びかけに応じて様々な人からサンプルが寄せられ、14製品の検査を行い、国産小麦・米粉で作ったパン以外のすべてからグリホサートを検出しました。
昨年発表された衝撃の事実。
外国産小麦を使った学校給食パン全てにグリホサートが残留しています。
グリホサートとはアミノ酸系除草剤の一種で、ホームセンターに売っているほとんどの除草剤に使われています。(グリホサートはラウンドアップ訴訟で有名になりました)
2015年3月、国際がん研究機関(IARC)は「ヒトに対しておそらく発がん性がある(グループ2A)に分類された」と公表しました。
現在、「除草剤を使用したらガンになった」として、アメリカでは約12万5000件の訴訟が起こされています。
製造元のバイエル(開発したモンサントを買収したドイツの会社)は1兆1700億円)を支払うことで和解する方向に向かっているそうです。
グリホサートについては、tontonのコラムでも書いています。
なのに、日本政府は2017年12月にグリホサートの残留農薬基準を大幅に緩和しました。
しかも、アメリカからの要請を受けて、日本で禁止されていたはずの防カビ剤を許可するおまけ付き。
ほとんどマスメディアは報道していません。
何かの圧力がかかっているのでしょうか?
詳しくはこちらに記載されています。
学校給食パンは国産小麦に切り替わりつつある
この事実を受けて、現在では24都道府県で国産小麦パンに切り替わったそうです。
大分県や和歌山県でも、学校給食パンの国産小麦切り替えに動いているとのこと。
でも、まだ半分は外国産の小麦のまま。
グリホサートに健康被害があるのかどうか、パン屋にはわかりません。
「ハムやウインナーなど、加工肉の発色剤に使われている亜硝酸ナトリウムの発ガン性は認めているのに、グリホサートで騒ぐのはおかしい」と反論する大学の先生もいました。
でも…
国産小麦が余っているんなら、生産量を調整しないで学校給食パンで使ってほしい。
100歩譲って大人はいいとして、子供たちにはリスクの可能性がある食べ物を避けてほしい。
そう思うんです。
いろいろと決め事が多く予算の都合もあり、簡単に原材料を変更できないことは知っています。
それでも、24都道府県は国産小麦パンに切り替えました。
できないことはないはずです。
日本の気候は小麦(特に強力粉)の生育に適さないと言われてきました。
しかし、農業研究機関によって、高温多湿でも生育する硬質小麦(パンに適した小麦)が日に日に開発されています。
多少価格が上がったとしても…
日本の農家のみなさんにとっても消費する私たちにとっても…
良いことしかないと思うのですが、いかがでしょうか?