「アレルギー対応」って、「おいしくない食べ物」?
こんばんは!
トントンの店チョです(*^^*)
実は、ここ最近悩んでいることがあって…
相談に乗っていただきたくて、このメールを書いています。
その悩みとは…
「アレルギー対応パン」と強いメッセージを打ち出しすぎていることで、アレルギーに関わりのない方に手に取っていただけないこと。
健康に気を使われているお客様に「無添加パン」や「ヴィーガンパン」をおすすめしても、「アレルギー対応なんですよね…」と躊躇されてしまいます。
何でしょう…「アレルギー対応」って、「おいしくない食べ物」というイメージを抱かれちゃうんですよね。
「アレルギー対応」と「美味しい」の関係
アレルギーがある子どもたちに喜んでもらうことだけを考えて...
tontonのパンを作っていますが、商売としては決して楽ではありません。
パンはどこにでも売っている食べ物なので、通販でパンを購入することは、かなりハードルが高いことだと思うんです。
ましてや、アレルギーがない人にとっては、食べる必要のないパン。
先日も、県の職員の方から、「アレルギー対応パンなのに美味しい」ではもったいない、「美味しいパンなのにアレルギー対応パン」と発信していくべき!とアドバイスをいただきました。
一見同じようなことを言っているようですが、「美味しいパンなのにアレルギー対応パンと発信すれば、美味しいパンを求めている人にも試していただける」ということでした。
確かに…屋号が「アレルギー対応パンのtonton」だと、アレルギーがない方の手に取ってもらうのが難しいのかもしれませんね…
「アレルギー対応パンのtonton」という屋号は問題なのか?
アレルギーのある方にとって、屋号に「アレルギー対応パン」と書いてあるのは、安心できるポイントの一つだと思います。
でも、アレルギーのない方にとっては、私たちが食べるパンではないと思われても仕方のないところでもあります。
トントンを上場させよう!なんてだいそれた事は考えていませんが…
パン屋という仕事は重労働なので、少しでもスタッフの負担が軽くなるように機械でできることはどんどん投資していきたいし、何よりもっとお給料をたくさん払いたい。
そのためには、tontonのパンが売れるようにしなければならない。
事業として考えた場合、「アレルギー対応」市場は小さすぎるのかもしれません。
大企業が入ってこないのも納得です。
商売って、難しいなぁ…
これからのtontonの方向性
これまでのアレルギー対応食品は、美味しさが足りませんでした。
そのため、「アレルギー対応=美味しくない食品」というイメージがついています。
これを払拭することはできないのか?
確かに、無添加パンやヴィーガンパンのお問い合わせは確実に増えています。
「安心安全のパン」を打ち出していけば、喜んでいただける方は増えるのかもしれません。
でも…アレルギーで困っている方が見つけづらくなるでしょう。
「アレルギー対応パン」で突き抜けていけばいいのか。
それとも、「安心安全の美味しいパン、アレルギーにも対応しています」というスタンスに理念を広げるべきなのか。
難しい問題です…