クロワッサンの原材料に「マーガリン」とありますが、乳製品を使っているということですか？

こんばんは！

tontonの店チョです(*^^*)

お客様よりご質問をいただきました。

そうですよね…「マーガリン」って書いてあると、乳を使っていると思いますよね…

一昔前までは、マーガリンにバターっぽい香りをつけるために、乳製品を使うのが常識でした。

でも、今では乳製品が食べられない方や乳製品を好まない方のために、豆乳から作られたマーガリンなど、乳製品を使っていないマーガリンが販売されています。

クロワッサンはバターじゃなくても作れる！

クロワッサンを作るために必要なのは、水を含んだ油脂です。

実は、バターじゃなくても作れます。

油脂がパンをサクサクにしているわけではなくて、油脂の中の水分が焼いている時に沸騰して生地を持ち上げるので、きれいな生地の層になるというわけ。

トントンでは大豆と菜種油が主原料の油脂を使っています。

乳製品を使っていないことを原材料名に書いてはいけない？

原材料に乳製品を使っていないことを知っていただくために、「乳不使用マーガリン」と記載していたわけですが…

保健所から「乳不使用マーガリン」と記載するのではなく、「マーガリン」と記載してくださいと指導されました。

なぜなら、原材料名は一般名称でなくてはならないという決まりがあるからだそうです。

なんと！

購入される方が、どんな原材料を使っているのか、よりわかりやすくしてはいけないのか！

アレルギー表示に「乳」と書かなければいいとおっしゃっていましたが、そんな問題じゃないのに…

というわけで、欄外に「マーガリンは卵乳不使用」と記載しています。

何のための、誰のための原材料表示なのか…謎です…

tontonのクロワッサンは、「クロワッサン」なのか？

「バターを使わないクロワッサンは、もはやクロワッサンじゃない！」

昔、知り合いのパン職人に言われたことがあります。

確かに、クロワッサンはバターの風味を味わうパンなのかもしれません。

フランス人のように、朝食でカフェオレと一緒に食べなければいけないのかもしれません。

伝統を守るためには。

でもね、それってパン屋が決めることじゃないと思うんです。

食べる人が「これはクロワッサンだ！！」って言ってくれたら、それがクロワッサン。

そう思うんです。

こんなこと書いちゃったら、またパン業界の偉い先生に怒られちゃうな・・・(^_^;)