買いやすさと商品の品質、どちらが優先されるべき?
トントンのメロンパンを楽しみにアレルギー食品を扱う調剤薬局で買って食べました。
しかし!なんとメロンパンの味と共に椎茸の味がしました。
そしてその薬局で買った他の冷凍食品も変な味でした。
お客様よりご連絡をいただきました。
ニオイ移りのあるメロンパンだったとのこと、とても残念です…
なぜニオイ移りが起こるのか?
どんな袋でも目に見えない小さな穴が空いているので、空気が通ります。
なるべく空気が通らないように、冷凍食品は二重貼り(ラミネート)した冷凍専用の袋を使っていますが、数ヶ月単位で考えると若干の空気は通ってしまいます。
ただ、空気が通っただけではニオイ移りは起こりません。
なぜニオイ移りが起こるのかと言うと、冷凍解凍を繰り返すことで食品の水分が外に逃げ出し、その隙間にニオイの付いた空気が入るからです。
冷凍障害とは
スーパーで冷凍食品を買って袋を開けてみると、霜がたくさん入っているものがあります。
この霜はどこから発生したかと言うと、食品そのものの水分です。
冷凍庫に入れっぱなしで忘れていると、食品が白く焼けた感じになることがありますが、これは水分が抜けてしまった証拠です。
食感が固くなってしまってパサパサになり、美味しく食べられません。(これを冷凍障害といいます)
冷凍障害の原因、霜の発生を抑えるためには
霜は冷凍解凍を繰り返すことで発生するので、解凍しなければ冷凍障害は発生しないはずです。
でも、多くのスーパーさんや薬局さんでは、なるべくお客様が購入しやすいように、オープン冷凍ショーケースで販売されています。
トントンのパンは、できれば扉付きの冷凍庫で販売いただきたいのですが…
スーパーさんや薬局さんの販売スペースの問題で、オープン冷凍ショーケースで販売されることが多いです。
人気のアイスクリームや餃子のように、回転が早い商品ならいいのですが、一般向けではないアレルギー対応パンは難しい。
悩みどころです…(^_^;)
扉付き冷凍庫で販売いただけるようにお願いします!
冷凍パンの保管方法
冷凍障害はご家庭の冷凍庫でも起こります。
できればお早めに召し上がっていただくことが一番ですが、状況的に難しい場合があると思います。
なるべく解凍しないように、美味しさを保ったままの状態で保管されるようにお願いします。