トントンはレーズンにもこだわってるよってお話。
「レーズン、好きじゃない。パンに入っているレーズンが食感が、どうしても好きになれなくて…」
レーズンが嫌いって方、多いですよね。
どうして嫌いかって言うと、噛んだときにグニュって食感が嫌だから。
でも、ちゃんとした処理すると、とってもおいしくなります。
どんな下処理をするかというと…お湯に30分つけるだけ。
それだけで、干しぶどうが戻って、「若干干しぶどう」になります(笑)
ギュッと水気を絞れば、ジューシーなレーズンに。
糖分が固まったジャリッとした食感もなくなり、おいしさ10倍!
レーズンが嫌いな方は、おそらく…下処理をしていないレーズンを使ったパンを食べたから。
ほとんどのパン屋は、下処理をしていません。っていうか、「レーズンの下処理って何?」って言われると思います。
少し手間をかけることで、10倍おいしくなるんだけどなぁ…
レーズンは一種類じゃない
レーズンにもいろいろな品種があります。
一番おいしいと思う、トントンおすすめのレーズンは、カリフォルニアの「ナチュラルトンプソンシードレス」という品種です。
その中でも、優れた品質のものだけを選別したレーズンです。
通常、レーズンは粒と粒がくっつかないように、オイルコーティングされていますが、こちらはノンオイル。
余計な味がしないのでレーズン本来の味が楽しめます。
レーズンの乾燥法は2種類あって、ぶどうの房をペーパートレイで天日干し(1〜2週間)する方法と、枝を切り取って、枝ごと木の上にかけて天日干し(6〜8週間)する方法があります。
枝ごと乾燥させるほうが手間がかかるのですが、乾燥時間が長いために熟成されて甘みが強く、果肉感があるのが特徴です。
また、乾燥時に地面から離れているために、砂や埃が付着しにくい、高品質なレーズンになります。
インターネットで検索すると、安価なレーズンが販売されています。
- 生産地
- 品種
- 乾燥法
以上の違いで価格に差が出るからです。
特に中国産とトルコ産は安価なレーズンが多いですが、食べてみると差は歴然。
同じレーズンでも、これだけ味が違うんだと感じるはずです。
カリフォルニアサンメイドレーズンの欠点
いろんなレーズンを味見しました。
中国産、イラン産、トルコ産…
いろいろあるのですが、一番美味しいと感じたのは、アメリカのサンメイド社のカリフォルニアレーズンレーズン。
最高に美味しいレーズンなんですが…
一つだけ欠点が…
それは、日本国内生産ではないので、枝取りが雑なところ…(^_^;)
アメリカの方は気にならないのでしょうか(笑)
というわけで、パンに入れる前にひと粒ずつチェックして枝取りしています。
これがなかなか面倒な作業なんですが、パンを口に入れたときに枝が出てきたら嫌ですもんね。
地道な作業ですが、美味しいパンを作るために、日々頑張ってます!