卵、乳製品を使わないという選択は、いちばん贅沢な選択なのかもしれません。
こんばんは。
トントンの店チョです(*^^*)
ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?
今日は全国的にいいお天気でしたね。
最終日の5月6日より天気は崩れるみたいなので、お出かけするなら明日がいいみたいです。
美味しいものを食べにお出かけしたいなー( *¯ч¯*)
「美味しい」と一言で言っても、いろいろな「美味しい」がありますよね。
味が濃厚だったり、口溶けが滑らかだったり、複雑な味で刺激的だったり。
中でも、「素材の味が生きている」という味は、美味しいの中でも一番シンプルで難しい「美味しい」なんだろうなぁ〜
「素材の味を引き出す」ってよく耳にしますが…
素材の味自体は変わらないので、結局は余計なものを入れてジャマしないことなのかな?なんて思っています。
シンプル・イズ・ベストということでしょうか?
素敵なネーミングをいただきました
先日、お取引のある社長さんと一緒に食事に行ってきました。
その社長さんに言われた一言がとても印象的で、それ以来何度も頭の中をグルグル回っています。
トントンの食パンてさぁ〜贅沢だよね〜
どんどん盛っていって美味しくするんじゃなくって、卵とか乳製品みたいな味付けになる部分を省いて、美味しくしてるんだから。
無垢って言葉がピッタリ。
「無垢の食パン」っていう名前にしたら?
おぉーーー!素敵なネーミング!
煩悩から離れ、けがれのない、食パン。
トントンの食パンのグレードが5倍くらい上がりました(笑)
卵と乳製品を使ったパンは、ご飯で言うところのチキンライスのようなもの
本来、パンを作る上で、卵や乳製品は必要ありません。
確かに、卵を入れると黄色みを帯びて美味しそうに見えるし、乳製品を入れるとキメが細かくなってしっかりとしたパンになります。
でも、卵や乳製品の微妙な味が、実は小麦粉のかすかな味を消しているような気がしてなりません。
いろんな味のパンや、雑穀や全粒粉を入れたパンなど、日本には数え切れないほどの種類のパンがありますが、結局はシンプルなパンが一番美味しいと思っちゃいます。
ご飯で言うところのチキンライスや炊き込みご飯は、たまに食べると美味しいですが、毎日食べると飽きちゃいますよね。
最終的には、白いご飯が恋しくなっちゃいます。
「卵と乳製品を使ったパン」は、ご飯で言うところの「チキンライス」に見えてしまう…
僕は…職業病でしょうか?・笑
限りなくシンプルにしていくこと
元々はお客さまにお願いされて作り始めた「卵と乳製品を使わないパン」
自分の子供にアレルギーがないので、全く知識のないところからのスタートでした。
なかなかうまく行かず、何度も挫けそうになりましたが、アレルギーの子も食べられるパンを作り始めて、今年で18年を迎えます。
アレルギーの子どもたちが喜んでくれることは、もちろん嬉しいこと。
それはトントンの使命であり「やりがい」です。
でも、それと同じくらい「毎日食べるならシンプルな方が美味しく食べられる」ことに気づくことができて、なんだかとても嬉しいんです。
どんなことでも「限りなくシンプルにしていくこと」
それが最終的には「豊かになること」なのかもしれないですね(*^^*)