学校の給食でトントンのパンを使っていただけたら、アレルギーっ子たちはどんなに助かるでしょう!
先日、とても嬉しいメールをいただきました。
卵、乳が入っていないとは思えないほどのふっくらとしたおいしいパンで、市販の卵、乳入りのパンよりもはるかにおいしかったです。
実は私は豊中市の小児科・アレルギー科で働いております小児アレルギー専門医です。
乳が食べられない患者様のお母さまがこのお店のことを教えて下さり、先生もぜひ一度食べてみてくださいということでしたので、今回購入させていただきました。
クリニックで働いているスタッフにも試食していただきました。
とてもおいしく大変好評でした。
乳アレルギーのお子さんでパンが食べられないお子さんは、学校給食でも家から代替え食を持参しなければなりません。
tontonさんのパンが学校給食であれば、代替え食を持っていかなくてもよいのにね、とスタッフが申しておりました。
幸いにも私の子どもたちはアレルギーがないので、気にせずどんなパンでも食べられるのですが、卵、乳アレルギーのお子さんにとっては夢のようなパンだと思います。
これからもぜひアレルギーの子どもたちのためにおいしいパンを届けてください。
小児アレルギー専門医の先生にお試しいただいて…
美味しいと言っていただけるなんて、とても嬉しいです!
アレルギーの場合は、好き・嫌いではなく、食べられる・食べられないの選択。
ぜひとも学校給食でも対応いただきたいところですが…
tontonのような小さな会社の場合、地元でも相手にしてもらうことは難しく…もどかしく思っています。
ご紹介いただいた患者様のお母様にもよろしくお伝えください。
わざわざご連絡いただき、感激です。
学校給食にtontonのパンを取り入れてもらえない理由
以前も地元石川県のお客様に言われたことがあります。
「学校の給食でtontonさんのパンを使っていただけたら、アレルギーっ子たちはどんなに助かるでしょう!」
そのお客様の声を、ダメ元で行政に相談したことがあります。
学校給食のパンは「全日本パン協同組合連合会」というところが一切を引き受けていて、組合に入らないと学校給食のパンは作れません。
そして、行政から決められた原材料が支給されていて、どこのパン屋も決まったレシピのパンを作る決まりになっています。
石川県の場合は、公益財団法人石川県学校給食会が学校給食用物資の安全確保と安定供給に関する事業を行っています。
いろんな大人の事情?があって、tontonのような小さな会社が入る余地はありませんでした。
入ったとしても、自由にパンを作る権限が与えられていません。
本来であれば、行政が率先してアレルギーに対応していかなければならないと思うのですが…
しかし、昔に比べると、アレルギーに対する社会的認知度はかなり高まってきました。
レストランやファーストフードでもアレルギー表示がされるようになっています。
小さい会社は、小さいながら「今できることを精一杯やっていく」ことより他にありません。
「今できること」とは一体何なのか?
ということをよく考えて、一歩ずつ進んでいきたいと思います。