意外なところでいろんな用途に使われている、乳アレルギーの原因となるタンパク質

こんばんは!

トントンの店チョです(*^^*)

 

アレルギーの中でも、最も解除に時間がかかると言われている乳アレルギー。

一昔前に比べると、乳アレルギーの子どもたちが増えているように肌で感じます。

乳アレルギーは牛乳タンパクの「カゼイン」という成分がアレルギーの主な原因と言われていますが、このカゼイン、なかなかの曲者です。

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カゼインとは何か?

牛乳を温めると膜ができますが、それはカゼインが熱で凝固したものです。

カゼインは、牛乳に含まれる乳タンパク質の約80%を占めているタンパク質で、カルシウムイオンやナトリウムイオンと結びつきやすい性質を持っています。

その性質を利用して、食品化学や材料化学の分野でさまざまに利用・応用されています。

 

タンパク質そのものの補給や、カルシウムと結びつきやすく吸収率もアップするため、カルシウム補給を目的とした栄養補助剤に添加されることが多いです。

物質を分散させる性質があり乳化剤として機能するため、加工飲料や化粧品(特に乳液)などの安定化剤として利用されています。

また、アルカリで中和すると水溶化するので、古くから塗料原料として使用されたり、酸を加えて集成材の接着剤としても使用されています。

 

意外なところでいろんな用途に使われている

一見すると、とても便利なタンパク質ですが…カゼインが乳アレルギーの原因という事実がなんとも悩ましいのです。

昔からハムやウインナーの増粘剤(接着剤)としてカゼインは使われていますし、クリーミーなアイスクリームは、カゼインがあってこその食べ物。

昔と違って、食品に使うときは必ず「乳を含む」と記載しなければ行けないのですが、問題は食品以外に使われている場合。

 

トロッとした物性にするために、乳液、クリーム、石鹸などに使われていることがあります。

また、酸を加えて固めることでプラスチックになるので、印鑑、麻雀牌、ピアノの鍵盤、根付、ストラップの飾りなど、意外なところで使われています。

DIYで最近流行っているペンキにもカゼインが主成分として使われているものも見かけるようになりました。

 

カゼインが使われているものに触れてアレルギーが発症してしまうのかどうかは、まだ研究されている文献がないので定かではありません。

ですが、もしアレルギーが発症するとすれば...これは大問題です。

だって、食品のように原材料表示されていませんから...

 

食品だけじゃなく、乳化剤や塗料やプラスチックになる魔法のようなタンパク質。

便利な半面、その裏側に潜んでいる弊害をしっかりと調査する必要があると思います。

 

乳アレルギーについて、詳しく調べてみました。

よかったら読んでみてください。 

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