太陽の光と視力の関係
こんばんは。
トントンの店チョです(*^^*)
パン屋になったのは26歳のとき。
大学で建築学科を先行していたこともあり、それまでは建築業界で設計をしていました。
ほとんど休みはなく図面を書いていたせいか、2.0だった視力が瞬く間に悪くなり、気づけば視力が0.6まで落ちていました。
視力だけは自信があったのに!!
それが、パン屋になってから免許の更新で視力計測をする機会があって検査してみると、両眼とも1.0に回復している!
ストレスがなくなったからなのかなぁ〜なんて思っていたんですけど…
実は最近、太陽の光が視力と関係していることがわかったとの情報を入手しました!
太陽光の「バイオレットライト」が近視の進行を抑える
2016年、慶應義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授、光生物学研究室の鳥居秀成特任助教らは、太陽光に含まれる「バイオレットライト」が近視の進行を抑制することを世界で初めて発見しました。
バイオレットライトとは、太陽光の中で波長が360~400nmの光のことで、紫外線の一歩手前の短い波長の光をいいます。
坪田教授らは、高度近視の治療として水晶体の代わりに目の中に挿入するレンズを入れた患者の中で、近視の進行度に差が出ることに気づき、原因を探っていました。
出典:https://www.jins.com/jp/kodomolens/
いろいろ調べていくうちに、波長が360~400nmの光を通すレンズを使用している患者よりも360~400nmの光を通さないレンズの患者のほうが視力が低下していることがわかりました。
ヒヨコで臨床実験したところ、バイオレットライトを浴びたヒヨコは近視の進行を抑える遺伝子の数値が上昇していることを発見しました。
また、近視に関する調査で、右目の方が左目よりも近視の子どもが多いという結果について、学校の教室の窓が左側にあることが多く、左目に比べて右目の方がバイオレットライトが届きにくいのではないか?
と仮説を立てて研究した結果、バイオレットライトは間違いなく近視と関係していることがわかりました。
臨床研究によると、コンタクトレンズやメガネを装着しているとバイオレットライトが遮断されて、近視が進行することもわかりました。
バイオレットライトはどう取り込めばいいのか?
昔と比べ、特に東アジアで近視の子どもが爆発的に増えています。
テレビやスマートフォンを見ることで浴びる強い光が原因と考えられていましたが、実は外で太陽光を浴びないことでバイオレットライトが目に入ってこなくなったことが視力低下の原因だったという事実。
確かに、外で遊ぶ子どもたちを見かけることは少なくなりました。
現代の住宅は壁とガラスで密閉されていて、バイオレットライトが入り込む余地はありません。
坪田教授らは、視力低下を防ぐために1日2時間の屋外活動や日差しが入る時間帯はできるだけ窓を開けて自然光を取り入れること(日陰でもOK)を推奨されています。
出典:慶應義塾大学医学部-現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見
バイオレットライトの可能性
まだ研究が始まったばかりですが、屋外活動することで視力低下を防ぐことができるという発見。
素晴らしい発見です。
坪田教授らは現在、バイオレットライトを通すメガネやコンタクトレンズの開発や、バイオレットライトを出す照明器具の開発に携わっているそうです。
近視を防ぐ方法が確立されるのも、時間の問題です。
もしかしたら、太陽光を浴びることで視力が回復するのかもしれません。
これからのバイオレットライトの研究に期待したいですね!
あなたのこども、そのままだと近視になります。
研究成果を柱に、近視予防についてまとめた本を出版されています。
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