食品添加物に対するトントンの見解
無添加パンって検索したらお宅のホームページが出てきたんですけど、無添加なんですよね・・・
クロワッサンの原材料名に/乳化剤、香料、酸化防止剤、着色料と書かれていましたが無添加ではないのですか?
添加物を取るとガンになるって聞きました。添加物を使わないでください!
食品添加物は悪者であるかのようなお問い合わせをたくさんいただきます。
現時点でのトントンの見解をお伝えしたいと思います。
食品添加物はなぜ生まれたのか?
- 地面に埋まっている岩塩を使って肉を漬け込んで、保存性を高くしたハムやソーセージ
- 卵黄の乳化作用を利用して、卵の美味しさをソースにしたマヨネーズ
- 海水から塩を製造する際にできる副産物と豆乳を合わせて作る豆腐
- 植物を燃やした灰・水・小麦粉を合わせてこねて作る中華麺
- 酸性度を高め、腐敗を防ぐ効果がある野菜の酢漬け
などなど。
何千年も前から、人々は食べ物の保存や加工にいろいろ工夫をしてきました。
保存性を向上させたり、食品の品質を安定させたり、見た目や香りを向上させたり…
簡単に作るためには、どんな成分が作用しているのかを知ることが必要です。
どんな成分が作用しているかがわかれば、ハムやソーセージを作るために地面を掘って岩塩を入手したり、豆腐を作るのにわざわざ塩の製造副産物を作ったり、中華麺を作るために植物を燃やしたりしなくても良くなります。
そして生まれたのが食品添加物です。
天然にはわずかしかなかった添加物も、化学的に合成したり、天然物から抽出したりすることで、簡単に利用できるようになったのです。
食品添加物についてのトントンの考え方については、こちらをご覧ください。
トントンの方針は…
トントンでは、パンは口に入るもの、主に子どもたちが食べるパンは、できるだけ食品添加物を使わないパンにしたいという考えから、「食品添加物を使わず作れるパンは食品添加物不使用で作る」という方針でパンを作っています。
トントンのパン工場内で食品添加物を添加することはありませんが、一部の商品に食品添加物が使われている原材料を使っています。
まさにクロワッサンに使っている油脂がそうです。
現状ではバターの代わりとなる油脂で食品添加物不使用のものは存在していませんでした。
その他にも、食品添加物が使われている原材料に、ハム、ウインナー、いちごジャム、植物性チーズなどがあります。
パン以外の副材料もパンと同じようにトントンで作ることができれば、完全無添加で商品を作ることができるのかもしれません。
でも…ハムやウインナーやジャムをパンと一緒に作ることは現実的ではありません。
どうしても市販品に頼ることになります。
そうなると、流通の関係や保存の関係で、食品添加物が必要になります。
食品の一番のリスクは、健康被害が出ること
本来、食品はカビや細菌にとっても食べ物なわけで、日持ちさせるためにはどうしても食品添加物が必要です。
どうしても本来の無添加にこだわるならば、それは自給自足よりほかありません。
だからといって、「食品添加物バンザイ!」ということではないですよ…(^_^;)
食品添加物を使わなくても大丈夫と判断した場合は使わず、どうしても必要と判断した場合は食品添加物が使われた材料で作る。
無添加にこだわりすぎて健康被害が出てしまっては、元も子もないですから…
無添加食品についての見解はこちらをご覧ください。