山梨大学が花粉症やぜんそくなどのアレルギー治療薬候補を発見!
山梨大学大学院総合研究部医学域免疫学講座の中尾篤人教授(アレルギー学)の研究チームは、花粉症やぜんそく、食物アレルギー、じんましんといったアレルギー性疾患の治療薬になり得る低分子化合物「MOD000001」を発見したそうです!
マスト細胞を特異的に標的とする新しい抗アレルギー薬 MOD000001 の同定 | 山梨大学・アリヴェクシス㈱
要約すると…
- 従来の抗ヒスタミン剤やステロイドとは異なり、根本原因となるマスト細胞を標的とするため、少ない副作用で持続的な効果が期待できる
- マウス実験では、MOD000001を投与したマウスは、アレルギー症状が著しく軽くなり、皮膚の中のマスト細胞も減少
- 長期投与による安全性も確認されており、将来的には、より強力な抗アレルギー作用、既存薬に反応しなかった患者さんへの効果、既存薬の減量などが期待できる
- 現在は、薬を安全に効果的に投与する仕組みを開発中で、早期の臨床応用を目指している
期待される効果
- より強力な抗アレルギー作用
- 既存薬に反応しなかった患者さんへの効果
- 既存薬の減量
- 少ない副作用
- 持続的な効果
まだマウスでの経過観察の段階ではありますが、MOD000001の長期投与による副作用は出ていないそうです。
これは期待大!
新しい薬は万が一のことがあってはいけないので時間はかかるとは思いますが、これまでのように痒み成分を緩和するのではなく、そもそもの痒み成分を出さないようにする薬なので、新しい薬と言っていいと思います。
実用化されるといいですね!