紅麹ショック!小林製薬の紅麹サプリで健康被害…紅麹は毒なのか?
小林製薬「紅麹」 腎疾患で1人死亡 新たに約50件入院の情報 | NEWS WEB
今、世間を騒がせている小林製薬のサプリメントで健康被害が出ている問題。
「紅麹コレステヘルプ」を3年間継続購入されていた方が亡くなり、これまでに体調不良を訴えて入院したことが確認されたのは26人にのぼるほか、26日午前10時の時点で入院したという情報が新たにおよそ50件、寄せられているそうです。
そもそも、紅麹とは?
紅麹は、日本や中国などで古くから利用されてきた発酵食品の一種。
紅麹は、米や大豆などの主に炭水化物を含む食材に対して、赤カビ(モンアスペルギルス菌)を使って発酵させたものです。
赤色自体、自然界にはあまり見受けられないため、様々な食品の着色料として使用されています。
この紅麹に含まれる「モナコリンK」という成分がコレステロールを抑える働きがあるということで、健康食品にも使用されています。
なぜ健康被害が出てしまったのか?
小林製薬、紅麹サプリで健康被害 一体なぜ? 東大教授「違ったカビが入り有毒物質を作った可能性」 | TBS NEWS DIG
紅麹菌の中には、カビ毒「シトリニン」を作り、腎臓の病気を引き起こすものがあるそうですが、こちらのサプリはシトリニンを合成する遺伝子がない紅麹菌の株を使用しているとのこと。
健康被害が出た方々は「紅麹コレステヘルプ」の特定のロットを購入された方とわかっています。
「紅麹コレステヘルプ」は2021年4月に発売されていますが、今年に入るまで健康被害の報告はなく、何かカビ毒に似た予想もしない物質が製品の中に入っていた可能性があるとのことです。
現状では明確な健康被害の原因は特定できていません。
小林製薬は「紅麹菌に何かが付着して別のものができた可能性がある」として分析を続けています。
しかしながら、製薬会社の現場は非常に厳重な衛生管理をしているはずで、「何かが付着して」というのは考えづらく、意図的に異物が入った可能性も捨てきれないとのことです。
トントンのパンは大丈夫なのか?
トントンのパン・クッキーの中で、紅麹を使っているものがありました。
今特集を組んでいる「いちご特集」の商品…全部…
なんてことでしょう…
メーカーに問い合わせたところ、小林製薬製の紅麹ではありませんでした。
また、使用している「ベニコウジ色素」は問題を生じた「紅麹」とは異なり、食品衛生法で定められた食品添加物公定書規格に適合したものであることを原料メーカーより確認しています。
そもそも、着色料のベニコウジ色素と今回のサプリに使われる食品としての紅麹は製造方法が違うとのこと。
ひとまず安心。
紅麹は古くから食品に使われています。
紅麹自体に問題があるとは考えられず、トントンでも18年前から紅麹を使ったパンを販売しています。
安心してお召し上がりください。
健康を意識して健康食品を服用しているのに…
まさか製薬会社が作っている健康食品で健康被害が出てしまうなんて…
今回の健康被害の原因が全容解明されることを願っています。