くるみアレルギーの増加は家庭内のホコリが原因?
こんばんは!
tontonの店チョです(*^^*)
お客様からのお問い合わせに対応していると、ここ最近、くるみのアレルギーの方が増えていると感じます。
くるみアレルギーの急増を受け、特定原材料に格上げされるのも頷けます。
くるみアレルギーが増えている、その原因は…?
肌からくるみのアレルゲンが侵入している可能性
6月29日、国立成育医療研究センターと株式会社ダスキンとの共同研究により、くるみアレルギーに関する論文が発表されました。
家庭内のホコリからクルミアレルゲンの存在が明らかに | 国立成育医療研究センター
- 45の家庭を対象とした調査したところ、約1/3の家庭のリビングや子どものベッドのホコリからくるみタンパクを検出。
- くるみの習慣消費量が4g以上の家庭では、4g未満の家庭と比較して、ホコリ中のくるみタンパクの検出が多い。
- くるみアレルギーの疑いのある子どものベッドから、くるみタンパクを多く検出
以上の結果より、家庭内のホコリにくるみアレルゲンが存在し、くるみアレルゲン感作と関係がある可能性を示しているとのこと。
くるみアレルゲンの検出は、くるみアレルギー陰性の家庭のベッドから0%、陽性の家庭のベッドから50%あったそうです。
子どもの食物アレルギーは、アトピー性皮膚炎があると発症しやすいことがわかっています。
肌からアレルゲンが侵入して、食物アレルギーを引き起こすと言われています。
くるみの消費量とアレルギーの関係
農林水産省の統計によると、1985年のくるみの消費量は約7000トン、2020年は約5万6000トンと35年間で8倍に増加しているそうです。
スーパーやコンビニでもナッツ類の商品が増えています。
健康志向の流れを受けて、小腹がすいたときにくるみなどのナッツをつまむ方も多いと思います。
お菓子やケーキ、パンにもよく使われます。
サラダや佃煮、くるみ和えなど、おかずにもなる美味しい食材です。
食べているときにパラパラと欠片が落ちてホコリとなり、肌からくるみアレルゲンが侵入、くるみアレルギーになるという可能性が高いと考えられます。
アレルギー予防は肌からアレルゲンを入れないこと
アレルギー予防は「食べないこと」ではなく「肌からアレルゲンを入れないこと」が重要。
日本アレルギー学会専門医の先生が詳しく解説してくださっていることを以前紹介しています。
よかったらお時間のあるときにチェックしてみてください。