「卵アレルギーの子を助けたい」面倒な負荷試験を簡単にする、専門医が作った「たまこな」

卵アレルギーの負荷試験を簡単に行えたり、卵アレルギーの予防に有用な製品を、アレルギー専門医が開発されました。

その商品名は「たまこな」

十分に加熱した卵を乾燥させ、粉末状にしたものです。

 

「卵アレルギーの子を助けたい」面倒な負荷試験を簡単にする、専門医が作った「たまこな」

「卵アレルギーの子を助けたい」面倒な負荷試験を簡単にする、専門医が作った「たまこな」 | リーフレット

 

アレルギーに悩む子どもと家族を救いたい——。

開発されたのは、「のぞみアレルギーオンラインクリニック」「高槻病院小児科医」に勤務されていて、医薬品、医療機器を取り扱う榎本薬品の社長でもある、榎本真宏さん。

自分自身、子供のころアレルギーに苦しんだ経験があり、アレルギーの子どもたちと接する度に「アレルギーに悩む子どもと家族を救いたい——。アレルギーの子どもがどのくらい食べられるのか、簡単に調べる方法があれば…」と感じていたそうです。

 

どの病院でも、自宅でも、決まった量の卵を食べられるようにするには…

4年前、同じアレルギーを専門とする医師仲間と共に、開発に乗り出したそうです。

 

会社の使っていない部屋で卵をドライヤーで乾かしてみたり、食べやすいように味付けを工夫してみたり。

その想いに共感された、近隣の病院、大学、小児科の先生方、食品加工会社、神戸市が参画して、会社を立ち上げられました。

「卵アレルギーの子を助けたい」面倒な負荷試験を簡単にする、専門医が作った「たまこな」

「卵アレルギーの子を助けたい」面倒な負荷試験を簡単にする、専門医が作った「たまこな」

「卵アレルギーの子を助けたい」面倒な負荷試験を簡単にする、専門医が作った「たまこな」

たまこな(加熱全卵粉末) | 商品説明

 

臨床研究により、「たまこな」の有用性が認められ、現在では全国100を超える病院で取り扱われているそうです。

今では、医師の指示のもとに限り、一般販売も始められました。

 

食物アレルギーの子どもたちと、その家族のために

ステキなお話ですね!

負荷試験を行っている病院に広がっているそうなので、もしかするとこの商品を使われている方もいらっしゃるかもしれません。

 

牛乳の負荷試験と違い、卵の負荷試験は「ちょうどいい量」を「少しずつ」というのがなかなか難しいですが、こちらの商品を使えば、決まった量を手軽に食べることが出来ます。

どのくらい食べられるのかがわかれば、友達と一緒にクッキーやドーナツが食べられるかも!

 

アレルギーになるメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、改善する方法は日に日に進歩している気がします。

「食物アレルギーの子どもたちと、その家族のために」

関わる人たちが連携をとって、「アレルギーがあっても安心して生活できる社会」になることを願っています。

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