アレルギーは3月・4月がピーク、子どもの10人に1人以上が食物アレルギー
雪印メグミルクグループのビーンスターク・スノーは、0歳~3歳の子どもを持つ25歳~45歳の親400人(既婚者の父親・母親各200人)を対象に実施した、アレルギーに関する意識調査の結果を発表しました。
参考になればと思い、ご報告です!
もっともアレルギーを感じる月は3月と4月がピーク!
全体の傾向として2月から5月の冬から春の季節にアレルギーを感じる人の割合が増加していくことがわかりました。
アレルギー発症率はママや子どもよりもパパの方が高い
アレルギーを発症していないという回答が64%だったことから36%の家族が家族に1人以上アレルギーを発症している。
パパとママともにアレルギーの場合、パパとママどちらもアレルギーでない場合の約5倍の発症率
アレルギー意識調査において親子関係について分析したところ、パパとママともにアレルギーを発症している場合、子どもがアレルギーを発症する割合は50%だったのに対して、パパがアレルギーの場合は30%、ママの場合は21%となっており、両親どちらもアレルギーでない割合は11%と、パパとママがアレルギーを発症している場合の方がアレルギー発症の割合は高い結果となりました。
子どもの発症しているアレルギーは1 位が食物アレルギー、ついで花粉症とアトピー性皮膚炎
子どものアレルギーの種類のうち、食物アレルギーが1番高い割合となりました。医師の診断を受けていないが感じている人を足した割合は15%となっています。
・大人の発症しているアレルギーで多いのは花粉症が1位、ついでアトピー性皮膚炎
・男女別にみると食物アレルギーは男性に多く、金属および動物アレルギーは女性の方が多い結果に
・一番アレルギーの割合が多くみられた花粉症では若い人ほど花粉症を感じている人が多い
など、他にも詳しく調査結果がでました。
この結果だけを見ると、パパからアレルギーが遺伝する可能性が高いのかな?と感じますが、最近の研究結果では、食物アレルギーそのものは遺伝しないと言われています。
実は、遺伝するのは食物アレルギーそのものではなく、アレルギーを起こしやすい体質。
アレルギーに「なりやすい」、あるいは「なりにくい」といった体質には遺伝的要因が関係しているのではないかといわれています。
口からアレルゲンとなる食品を取り入れた場合は有害なものと認識されづらいことや、傷ついた皮膚からアレルゲンを取り入れた場合はアレルギーとなりやすいという研究結果も報告されています。
アレルギーについては、まだまだわからないことが多いですが、10人に1人以上の子どもが食物アレルギーとなっている今、さらなる調査や研究を期待したいと思います。