びわでアレルギー?山梨県で児童126人が症状訴え
給食のびわでアレルギーか 児童ら126人症状訴え 山梨 富士吉田 | NHK WEB
6月25日、山梨県富士吉田市の学校給食を食べた児童126人が喉の痛みなどの症状を訴えました。
給食のメニューは、パンとサラダ、煮込み料理とびわなど。
びわを除いたメニューを提供された保育園の園児に症状が出なかったことから、びわによるアレルギーが原因と見られるとのこと。
びわってアレルギーあるの?
びわはバラ科の植物で、バラ科のアレルギーがあると、口の中や喉のかゆみや腫れといった症状が出るそうです。
びわってバラ科!
意外です。
バラ科の食べ物
- りんご
- なし
- いちご
- さくらんぼ
- 梅
- 桃
- あんず
- プルーン
- アーモンド
など…よく見かける果物がいっぱい!
ハンノキ(カバノキ科)花粉症のアレルゲンと構造が似ていることから、果物のアレルギーと花粉症は合併して引き起こされることが多いそうです。
大豆のアレルゲンとも構造が似ていて共通の抗原性があり、非加熱の豆乳を大量に飲むと重いアレルギーが出ることも。
侮れない、バラ科のアレルギー
調べてみると、2019年にも東京都大田区の小学校でびわが提供され、児童11人が喉や体のかゆみなどを訴えて救急搬送されたというニュースがありました。
昔は家の庭によくびわがなっていたものですが(40年くらい前の話です…^^;)今はあまり見かけなくなりました。
びわはあまり食べなくなったので、意外にアレルギー症状が出てしまう児童が多いのかもしれません。
ハンノキ花粉はスギ花粉と同じく春に飛散します。
花粉の抗原に対して、反応する身体の中の抗体はだんだん増えていき、そのタイミングでびわの旬を迎えるので、びわアレルギーが発症しやすいのかもしれません。
花粉症の方は一度調べてもらうのがいいのかもしれませんね。